Ambiq、300mVまでの動作を可能にする、 Atomiq™向け12nm SPOT®プラットフォームを発表

目次
    Atomiq 12nm 1200x800 PR
    Ambiq、300mVまでの動作を可能にする、 Atomiq™向け12nm SPOT®プラットフォームを発表 2

    テキサス州オースティン、2026年3月5日 - エッジAIにおける超低消費電力半導体ソリューションのテクノロジーリーダー、Ambiq Micro Inc.(本社: 米テキサス州オースティン、CEO:江坂文秀、NYSE:AMBQ、以下Ambiq)は、近日発売予定のAtomiq™ SoCの新たな技術詳細を発表しました。TSMCのN12e® プロセスを採用したAmbiqの新設計12nm SPOT®プラットフォームを基盤として構築されたAtomiqは、Ambiq史上最低の動作電圧である300mV近くで動作するように設計された、新しい超低消費電力(ULP)モードを搭載しています。

    今回の発表は、FinFETノードにおけるSPOTの初めての計画的導入を示すもので、2027年に生産開始を予定しているAtomiq110の初期サンプルに向けた継続的な進展を反映しています。

    FinFET + SPOT:新たな電力フロンティアを開拓

    Ambiq独自のサブスレッショルド設計手法とTSMCの先進の12nm FinFETプロセスを組み合わせることで、Atomiqは、従来のプレーナCMOSプロセスでは実現不可能だったサブスレッショルドおよびニアスレッショルドでの高速性能を実現します。

    新しいULPモードは、実効性能を維持しながら動作電圧を300mVに近い電圧での動作を目標としており、超低消費電力(ULP)、低消費電力(LP)、高性能(HP)モードにわたるダイナミックレンジを拡大します。この進歩により、Ambiqはこれまでで最も低い電圧しきい値と最高のエネルギー効率を実現します。

    エッジAI専用の設計

    Atomiqは、生のクロック速度ではなく、並列処理によって効率的にスケーリングするAIワークロード向けに最適化されています。以前発表されたArm® Ethos™-U85 NPUは、数百の積和演算(MAC)を同時に実行し、100MHzという低クロック速度で毎秒数百億の演算処理を実現します。

    300mV付近でのULPモードでの推論実行により、標準的な開発ツールとエコシステムを使用しながら、エッジAIアプリケーションの消費電力が大幅に削減される見込みです。この超低消費電力機能は、プロセッサ、NPU、マルチメディアエンジンを含むSoCのサブシステムをサポートします。

    超低消費電力動作を可能にするプラットフォームイノベーション

    300mV付近での動作を実現するには、大幅なアーキテクチャの革新が必要でした。Atomiqは、高度に構成可能なマルチチャネル・シングルインダクタマルチ出力(SIMO:Single-Inductor Multiple-Output)降圧コンバータを備えた、再設計されたオンチップ電源管理ユニットを搭載しています。このアダプティブ電源システムは、プロセス、温度、ワークロードの変動に動的に適応し、ナノアンペアからミリアンペアにわたる負荷範囲で6つの独立した電圧レールを提供します。

    このような果敢な電圧スケーリングを実現するには、信頼性の高い超低電圧動作に特化した新しいカスタム基盤IPの開発も必要でした。Ambiqは自社のラボにおいて、12nm SPOTプラットフォームのシリコン検証に成功しており、これはAtomiqの商用化に向けた重要な技術的マイルストーンとなります。

    Ambiqの創業者兼CTOであるスコット・ハンソン(Scott Hanson)は次のように述べています。「Atomiqは、長年にわたるSPOTの改良とアーキテクチャの革新の結晶ですSPOTを12nm FinFETノードに搭載することで、電圧をこれまで以上に低減しながら、次世代エッジAIに必要な性能を実現します」

    TSMCの北米ビジネスマネジメント担当バイスプレジデントのルーカス・ツァイ(Lucas Tsai)博士は次のように述べています。「IoTデバイスはAI時代の要求に応えるため進化しており、より高速な性能、最適化された電力効率、そして電力リークの最小化を実現するために、最先端の半導体技術が求められています。当社は、業界をリードするULP IoTプラットフォームを通じて、Ambiqのような業界の革新企業との協業を継続し、超低消費電力半導体ソリューションの進歩を推進していきます」

    今後の展望

    Atomiq110 SoCは2027年に生産開始予定です。 Ambiqは、AIシステムにおける電力効率という残された課題の1つであるメモリの効率性に対処する追加のイノベーションを、今後数ヶ月以内にさらなるイノベーションを発表する予定です。

    Atomiqの詳細については、Embedded World 2026のホール4、ブース581でAmbiqの展示をご覧ください。追加情報およびAtomiqの最新ニュースアラートの購読については、Atomiqの製品ページをご覧ください。

    Ambiq Microについて

    テキサス州オースティンに本社を置くAmbiqの使命は、最も低消費電力の半導体ソリューションを提供することで、あらゆる場所でAIなどのインテリジェンスを可能にすることをミッションとしています。 Ambiqは、電力消費の課題が最も深刻なエッジにおいて、お客様がAIコンピューティングを実現できるように支援します。特許取得済の独自のSPOT®(サブスレッショルド電力最適化技術)を基盤とする当社の技術革新は、従来の半導体設計に比べて電力消費を何倍も改善します。Ambiqは現在までに2億9000万台以上のデバイスを供給しています。詳細については、www.ambiq.comをご参照ください。

    連絡先:PR・メディア関連

    シャーリーン・ワン(Charlene Wan)

    コーポレートマーケティング担当バイスプレジデント

    cwan@ambiq.com

    IR関連

    Teneo

    Christina Coronios

    christina.coronios@teneo.com

    ニュースレターを購読する

      ダウンロードの準備