
『TIME』誌の2025年Best Inventionsの一つに選出 2
エッジおよびエッジAIコンピューティングにおける電力消費の課題に取り組む、超低消費電力半導体ソリューションのテクノロジーリーダーであるAmbiq Micro Inc.(本社: 米テキサス州オースティン、CEO:江坂文秀、NYSE:AMBQ、以下Ambiq)は、本日、AmbiqのSPOT®(サブスレッショルド電力最適化技術)プラットフォームが、TIME誌の人工知能(AI)部門における2025年Best Inventionsの一つに選出されたと発表しました。
今年のリストをまとめるにあたり、TIME誌は世界中のTIME編集者および特派員から候補を募り、特にヘルスケアやAIといった新興分野に注目しました。TIME誌はその後、各候補を独創性、有効性、熱意、影響力など、いくつかの重要な要素に基づいて評価しました。
エッジでの可能性を再考
SPOTは、バッテリー駆動デバイスにおけるシステム全体の消費電力を劇的に削減することが実証された独自のプラットフォームです。2010年にAmbiqの創業者兼CTOであるスコット・ハンソン博士がミシガン大学で考案したSPOTを搭載したデバイスは、2倍から5倍の効率で動作し、バッテリー寿命を延長するとともに、成長を続けるモノのインターネット(IoT)エコシステムに新たな可能性をもたらします。
研究室でのブレークスルーから世界的な影響へ
サブスレッショルド回路設計は、温度ドリフト、電圧の不安定性、スケーリングの限界といった現実的な課題に阻まれ、長らく電気工学における理論的な追求に留まっていました。Ambiqのエンジニアリングにおけるブレークスルーはこれらの障壁を克服し、商業的なサブスレッショルド動作を初めて実用化し、製造可能にしました。
現在、SPOTを搭載したチップは世界中で2億8,000万個以上出荷されており、市場で最も人気のあるウェアラブル機器、ヘルスケアモニター、IoT製品の一部に採用されています。Ambiqの主要製品であるApolloシステムオンチップ(SoC)ファミリーは、現在第5世代となり、電力効率の高い性能の水準をさらに引き上げ続け、電力制約のあるデバイスではかつては不可能と考えられていたAIアプリケーションの実現を可能にしています。
妥協のないAI
AmbiqのCEOである江坂文秀は次のように述べています。「電力制約のあるデバイスでは、1ミリワット単位の電力が重要であり、メーカーは長年、性能とバッテリー寿命のトレードオフを強いられてきました。SPOTはこの均衡に変化をもたらします——エネルギー効率を犠牲にすることなく、より大規模なニューラルネットワークとよりスマートな機能を実現します。TIME誌がこの技術の影響力と、あらゆる場所にインテリジェンスをもたらす可能性を認めてくださったことを心から光栄に思います」
エッジAIのフロンティアを拡大
世界のトップメーカー10社のうち8社が採用しているスマートウォッチへの早期導入以来、SPOTプラットフォームは進化を続け、心電図モニター、スマートグラス、補聴器、音声アシスタント、産業用センサー、ゲームコントローラ、セキュリティシステムなど、拡大するアプリケーションに対応しています。新たなユースケースはどれも、業種を越えて持続可能な常時接続のインテリジェンスを実現するというAmbiqのミッションを明確に示しています。
2025年7月のニューヨーク証券取引所への株式上場に続き、Ambiqは、インテリジェントデバイスがエッジでシームレスに動作し、効率的で、接続性が高く、あらゆる場所に存在する世界というビジョンを推し進めています。
AmbiqのSPOTが「Time’s Best Invention of 2025」で評価されたことについては、リンクをクリックしてご参照ください。
Ambiqについて
Ambiqは、最も低消費電力の半導体ソリューションを提供することで、あらゆる場所でAIなどのインテリジェンスを可能にすることをミッションとしています。Ambiqは、電力消費の課題が最も重大なエッジにおいて、お客様が人工知能(AI)コンピューティングを実現できるように支援します。特許取得済みの独自のSPOT®(サブスレッショルド電力最適化テクノロジー)を基盤とする当社の技術革新は、従来の半導体設計に比べて電力消費を何倍も改善します。Ambiqは現在までに2億7000万台以上のデバイスを供給しています。詳細については、www.ambiq.comをご参照ください。
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シャーリーン・ワン(Charlene Wan)
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