
本日、私たちはニューヨークから、そして世界中のAmbiqのオフィスから15年の歩みのマイルストーンとなる株式公開を祝うことができました。
Ambiqは10年以上にわたり、エッジデバイス向けに世界で最も低い消費電力の半導体ソリューションを構築するという目標に、チーム一丸となって心血を注いでまいりました。私たちのコミットメントは、毎年発表し続けている革新的な製品群に反映されており、メーカーとエンドユーザー双方にとって変革をもたらすこの行程に参画できることを光栄に思います。
部屋に入った時に、Ambiqの技術を搭載したデバイスを使用している人を目にするのは、2015年にCEOに就任して初めてそのことに気づいた時と同じように、今でも大きな喜びです。スマートデバイスの市場は年々劇的に拡大しており、メーカー各社は製品の差別化を図り、顧客の注目を集めるために限界に挑戦しています。
私たちは、エネルギー効率と性能を大幅に向上させるソリューションを通じて、メーカー各社がデバイスの独自性を確立できるよう支援してまいりました。テクノロジーの進化が止まらない市場において、私たちは常に時代の変化に対応し、先進的で受賞歴のあるソリューションを提供しています。
これまでに、世界中で2億7000万台以上のデバイスに技術を提供し、あらゆる場所にインテリジェンスをもたらすという当社のミッションは、創業当時と同じ様に今日の人工知能(AI)時代においても、変わらない重要性を持っています。
Ambiqの成長はスマートウォッチのバッテリー駆動時間を延長することで始まりましたが、現在ではウェアラブルデバイスだけにとどまらず、医療用、産業用エッジ、スマートホーム/スマートビルなど、様々な分野に供給しています。
医療機器メーカーの皆さまには、遠隔モニタリングデバイスを活用することで、患者の健康状態、診断、そして治療成果の向上を支援しています。産業分野では、インテリジェントセンサーにより、技術者が機械の故障を事前に予測できるようにしています。AIを活用した効率的なオペレーションによって、消費者と企業のコスト削減に貢献しています。
エッジAIでは特に機運が高まっています。クラウドやデータセンターでのAI処理から、ローカルデバイス上での直接処理へと移行しています。常時稼働、インテリジェント、そしてユビキタスなエネルギー効率の高いAIへの需要は、大きな課題となっていますが、私たちはSPOT(サブスレッショルド電力最適化技術)プラットフォームでこの課題に取り組んでいます。
私たちは、エネルギー効率と高性能を両立させる高性能なバッテリー駆動デバイスの実現において、業界をリードしています。消費電力の削減に対するニーズがある限り、この課題にチャレンジし続けてまいります。
今回のマイルストーンの実現を可能にしてくださった、大切な従業員、パートナー企業、販売代理店、お客様、そして投資家の皆さまに、心より感謝申し上げます。AIは選ばれた少数の人のものではなく、誰もが利用できるべきであるというすべての人の揺るぎない信念のもと、私たちはそのビジョンの実現に向けて尽力してまいります。
明るい未来に向かって、この新たな章へと踏み出すこの時に、皆さまと共に歩んでいけることを光栄に思っております。
最高経営責任者(CEO)
江坂文秀
Read Ambiq’s pricing of its upsized initial public offering to learn more.
Ambiqについて
Ambiqは、最も低消費電力の半導体ソリューションを提供することで、あらゆる場所でAIなどのインテリジェンスを可能にすることをミッションとしています。Ambiqは、電力消費の課題が最も重大なエッジにおいて、お客様が人工知能(AI)コンピューティングを実現できるように支援します。特許取得済みの独自のSPOT®(サブスレッショルド電力最適化テクノロジー)を基盤とする当社の技術革新は、従来の半導体設計に比べて電力消費を何倍も改善します。Ambiqは現在までに2億7000万台以上のデバイスを供給しています。