• 製品紹介
  • アプリケーション
  • テクノロジー
  • ツール
  • 会社概要
  • ヘルスケアにおける生体認証:未来は今

    目次

      このパンデミックの時代、個人の健康は誰もが関心を持つテーマです。多くの人が病気の予防に関心を寄せ、また、健康を維持する方法を模索する人もいます。意向にかかわらず、私たちは皆、より健康的なライフスタイルを送りたいと願っています。幸いなことに、ウェアラブルデバイスの普及と技術の進歩により、私たちはこれまでにない方法で健康状態をモニターできるようになりました。

      正確なウェアラブル生体センサーシステムを使用することで、今日のウェアラブルデバイスは、心拍数や睡眠パターンなどの個人データをリアルタイムで収集・分析することができます。テクノロジーやスポーツを愛好する消費者にとって、ウェアラブルデバイスは必需品であり、米国では3人に1人がウェアラブルデバイスを使用しています。

      現在市場に出回っている生体認証センサーの多くは、正確で柔軟性があり、スマートウォッチ、イヤホン、アームバンドなど多様なフォームファクターに拡張可能であることがすでに実証されています。システムオンチップ(SoC)の技術革新により、新しいウェアラブルデバイスは基本的な生体データ以上のものを測定できるようになりました。継続的な血糖モニタリング、血中酸素飽和度(SpO2)モニタリング、気分やストレスのモニタリングといった機能が普及しつつあり、一般大衆に広く採用されると予測されています。

      一般的に、生体認証ソリューションは、様々なIoT製品やアプリケーションにとって魅力的な選択肢であることから、急速に普及しつつあります。本稿では、生体認証技術の最新動向と、これらの進展が私たちの健康にどのような恩恵をもたらすかについて見ていきます。

      1.継続的血中酸素飽和度モニタリング

      酸素飽和度パーソナル・パルスオキシメーター・スマートウォッチ

      スマートウォッチやフィットネストラッカーなどの多くのウェアラブルデバイスは、すでに心拍数や歩数といった基本的な健康情報を計測しています。しかし、センサー技術の進歩により、ウェアラブルデバイスはより継続的で包括的なモニタリングを提供できるようになりました。

      米国の回路設計・製造会社のMaximは、最近、血中酸素飽和度(SpO2)と心拍変動を継続的にモニタリングする、手首に装着する新しいシステムを発表しました。SpO2は血中酸素濃度を測定し、睡眠パターン、心臓の健康状態、呼吸機能に関する知見を提供します。また、COVID-19の検出にも役立ちます。

      生体測定が私たちの生活に不可欠になるにつれ、その測定方法も急速に進化しています。たとえば、AppleのAirPodsは、次世代デバイスに環境光センサー(ALS)を搭載すると予想されており、ユーザーの健康状態をモニタリングするためのより邪魔にならない方法を提供します。

      2.メンタルヘルス・モニタリングの改善

      基本的な生体データだけでなく、ウェアラブルデバイスは私たちのメンタルヘルスやウェルビーイングのために、不安やストレスといった、より高度な情報を収集し始めています。次世代製品の中には、ユーザーの感情状態やストレスレベルを測定ですると請け合うものもあります。

      そのひとつが、Spireという製品で、呼吸パターンと身体活動を追跡することでストレスを軽減し、生産性を向上させるウェアラブルデバイスです。このデバイスは、シャツやベルトなどの衣服にクリップで留めることができ、呼吸パターンやユーザーの精神状態の変化を感知します。

      将来のウェアラブルデバイスは、私たちの身体的健康と精神的健康の両方について、より深い洞察を提供できるようになるでしょう。このようなウェアラブルデバイスは普及しつつあり、世界中の医師やメンタルヘルスの専門家までもこれらの技術を活用しています。

      3.外出先での血圧モニタリング

      血圧スマートウォッチ

      高血圧が健康に悪いことは周知の事実です。しかし、血圧をモニターするのはそう簡単ではありません。血圧計カフは正しく装着するのが難しく、通常、調整する必要があります。そのため、測定値が不正確になることがよくあります。

      生体センサーの進歩により、血圧測定技術は飛躍的な進歩を遂げました。今年、Ambiqのパートナー企業であり生体認証技術を手掛けるValencellは、世界初のキャリブレーションフリーでカフレスの血圧測定技術を発表しました。

      この技術が消費者向けウェアラブルデバイスやヒアラブルデバイスに組込まれることで、普段使っているデバイスで正確な血圧測定が可能になります。音楽を聴きながら、あるいは番組を視聴しながら、周囲に知られることなく血圧を測定できるようになります。

      Ambiqの支援

      Apollo3 Blue CSP AMA3B1KK-KSR-B0

      血圧モニターであれIoTデバイスであれ、医療現場においてミッションクリティカルなエッジデバイスは、信頼性が求められます。特にエッジコンピューティングに依存するデバイスの場合、バッテリーが長寿命になることで、医療従事者が技術的な問題のトラブルシューティングに費やす時間を減らし、患者と向き合う時間を増やすことができます。

      数百万台のエッジデバイスの中核にAmbiqの超低消費電力ワイヤレスSoCが搭載され、Bluetooth Low Energyなど、現代の医療機関に不可欠な技術をサポートしています。Ambiq製品によって、IoTデバイスは進化を続け、最高の患者ケアを提供できるようになります。

      特許取得済みのSPOT®(Sub-threshold Power Optimized Technology)プラットフォームを基盤とするAmbiqの製品は、あらゆるバッテリー駆動のエッジデバイスにおいて、システム全体の消費電力をナノアンペア単位で削減します。端的に言えば、当社のソリューションは、将来の超低消費電力生体認証クヘルスケアソリューションを実現する可能性を秘めています。

      ニュースレターを購読する

        ダウンロードの準備